130727【映画】ブラックホーク・ダウン

監督はリドリー=スコット。
主演は最近聞かないジョッシュ=ハートネット。
その他に知っているところでは、ユアン=マクレガーとオーランド=ブルームが出ている。

いま読んでいる本「良い戦略、悪い戦略」リチャード=P=ルメルト、村井章子訳(日本経済新聞出版)にこの映画が紹介されていて、そういえば見てないなあと思い、見てみた。

本によると「ボブ・ウッドワードによれば、『サダム・フセインはソマリアの首都モガディシュでの戦闘を描いた『ブラックホーク・ダウン』をアラビア語に訳させ、上級将校に配っていた』という」とある(p137)。

映画を見てみると、わざわざアラビア語に訳させたサダム・フセインも悪趣味だなあと思う。
民兵がアメリカ兵を見事やっつける、というものではない。ベトナム、アフガンに続く現代の戦争である。はまれば抜け出せない泥沼のような殺し合いで、しかもアメリカ映画なのでアメリカ側に感情移入しやすい。こんなものを配られたら上級将校といえども士気下がるんじゃないかしら。

「アメリカ兵が一人でも死ねば世論が撤退に傾く、だからお前ら死ぬまで戦え」という意図なのか。
実際にこの戦闘がきっかけでクリントン大統領は後に撤退を決めたと言われているが、それでも戦死者はアメリカ兵18人、マレーシア兵1人。対してアイディード派民兵は300~1,000人(推定)が戦死するという悲惨な結果となっている。特に大量の民兵が無防備で突進してくる(しかも組織的にではなく、バラバラに)シーンなんて、こいつらゾンビか!と思わせるほど修羅場で恐ろしい。

かつて日本人も特攻と称して無謀な突撃をした。
いまやこの映画を見て、彼らのことを常識では考えられないなんて思っている。
時代が変われば人の考え方も変わる。なるべくならみんなが同じ時代の同じ空気を共有できるといいのだが。
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